atriumブログ

デザイン事務所atriumの雑記です

nium gallery 02

前回記事のnium galleryの、現在上映しているアニメーションについて…

このギャラリーで上映するアニメーションやグラフィックアート等の作品は、現在は試験的に自作のショートアニメーションをランダムに流している。
(いずれ第三者の作った作品も流したいと思うが…) 特に起承転結といったものはなく、ギャラリーの性質上、「なんとなく通りかかった人が、ふと足を止めて見るような、強い色彩やシンプルな動き」といったテーマで作成していったものになる。数分見続けないと面白いと思えないハイコンテキストな映像でなく、その色や動きそのものを短時間で楽しむようなものを意図している。

Unreal Engine 4

今回のアニメーションは全てUnreal Engine 4(以下UE4)を使用して制作されている。

UE4は基本的にはゲームを制作するためのツールだが、その強力な映像表現と、ノンゲーム分野での使用に関しては完全無料*ということから、映像制作の分野でも使われ始めているソフトで、2015年に、この基本無料という方針が発表された際に、このクオリティのアプリケーションをオープンにしたことに強い衝撃を受けて、それ以来、機を見て少しづつ触っている。

*注:本来のターゲットであるゲーム分野ですら、基本的には使用料は無料で、このエンジンを使用して作成したゲームの売上が、ある一定額を超えた作品についてはロイヤリティを支払う義務が発生する

UE4のシェーディング

Unrealという名前でありながら、基本的には、非常にリアルな質感を伴う映像表現を得意としているソフトなので、通常の使い方をしていくと、海外のAAAゲームにあるような非常に写実的な表現のCG制作に向いているのだが、自分は、そういった画作りよりも、もっとイラスト・絵画的な絵作りに興味があるので、もろもろ質感部分をカスタマイズして使っている。 今回のアニメーションも、ゴチャゴチャっとした通りに流れるアニメーションと対比して、目を引くように、あえてシンプルな画作りをしている。

シンプルな絵や図形であっても、質感に気を配ることで、ただのチープなCGではない表現が可能になる。たとえば下記のイラストレーションは、同じくUnreal Engineでレンダリングしたものだが、少し画用紙のような質感を足してあり、簡略化されたローポリゴンのモデルながらも、繊細な印象を出そうとしている。

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