ちなみに、前回書いたような色をランダムに割り当てるだけのようなillustratorスクリプトであれば、以下のような数行のjavascriptコードで記述することができる。
sel = activeDocument.selection; //最初に色を割り当てたいオブジェクトを選択しておく for (i=0; i<sel.length; i++) //選択されたオブジェクトの数だけ、色をランダムに割り当てるという内容を繰り替えす { newCMYKColor = new CMYKColor(); //色の変数を用意 newCMYKColor.black = 0; //この場合、黒は常にゼロにする newCMYKColor.cyan = Math.random()*100; //シアンの値を0-100の間でランダムに決定 newCMYKColor.magenta = Math.random()*100; //マゼンタの値を0-100の間でランダムに決定 newCMYKColor.yellow = Math.random()*100; //イエローの値を0-100の間でランダムに決定 // 色の割り当て sel[i].filled = true; //塗りを設定 sel[i].fillColor = newCMYKColor; //塗りの値に上記で定めたカラーを設定 }
このコードを、例えば「ランダムに色を割り当てる.jsx」などのファイル名で保存し、アプリケーションフォルダ内の、 Adobe illustrator > Presets > ja_JP > スクリプト のフォルダに保存するだけで、illustratorメニューの、 ファイル > スクリプト から、先ほどのランダムに色を割り当てる、というコマンドを呼び出すことができる。
ただランダムに色を割り当てただけだと、汚い色の組み合わせもできてしまうので、とてもそのままでは使えるようなものではないが、色の組み合わせなどのスタディのスピードを上げることはできる。 この例はとても簡単なものだが、スクリプトをある程度かけるようにしておけば、自分の発想を広げるツールになりうる。。